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ゆうこより

『自立』を失っても『自律』は失わないこと

 

日本対がん協会が主催された
APAN CANCER
SURVIVORS DAY 2023

そのときの講演で
保坂サイオンコロジー・クリニック
院長の保坂隆医師
が、お話されていた

 

「支えられる勇気、
 支える心がまえ
 ~ がん患者にとっての
   3種類のソーシャルサポート~」

『ソーシャルサポートには3つの種類がある』

『3つのソーシャルサポートの役割とは?』

 

とは別のもうひとつのお話も
大変、学びになりましたので
コチラに健忘録として(笑)

 

上記のHPより、
保坂医師の講演もご覧になれます。

 

『自立』と『自律』の違い

 

がんなどの病気になって
徐々に自分のコトが
自分だけではできなくなり、
他人の助けを借りなければ
ならなくなる

『自立』の喪失

 

自分のコトについての
「決定」や「委ねる」ことも
できなくなる

『自律』の喪失

 

『自律』を失う

 

これが、
こころの痛み=スピリチュアルペイン
に、つながります。。。

 

例えば…
車いすに移れるようになりたい
トイレには自分で行きたい
でも…自分ではできない

自立は失っている

 

その中でも、
昼間は車いすでトイレに行きます
夜はポータブルトイレを使います

自立は失っても、
自律は失っていない

 

この場合には
自律は保たれているので
スピリチュアルペインには
つながらない

 

選択できること、
信頼できるひとに委ねること、
これもまた『自律』である

 

確かに…
自分ひとりではできないとしても
自分で選んだ方法で行うことは
『自分を律していること』と同じ

 

自立が失われそうな時には
支えられる『勇気』が必要!

 

支える側には『自律』までは
失わさせない心構えが必要!

 

ついつい…
良かれと思って先回りしがちです。

 

失敗したら…
できなかったら…
失望させるのがいたたまれなくって…

 

でも、
それじゃダメなんですよね?

 

その人の自律を保つためにも
選択する、委託する、
機会を奪ってはいけない

 

支える側になるときに
忘れずにしたいことだと思います。

 

『助けて』を言うのが苦手なので
支えられる勇気も
心得ていきたいと思います。

 

こんな小さなお手ての時は
お話もできないのに
全身で『助けて』を訴えられていた…

大人になると
色んなものが邪魔してできなくなる

なぁ〜ぜぇ〜〜〜(笑)

 

明日のおしゃべり会のテーマは、

『訪問介護って…?』

知ってるとちょっと便利な知識を
看護師が15分程度、お話します。

 

お気軽にご参加ください。

お問い合わせ『参加申し込み』より
お待ちしております♪