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みすずより

緩和ケアってなんですか?~みんなのがん教室~

 

こんにちはニコニコ

 

以前、書けなかった
みんなのがん教室
〜緩和ケアってなんですか?〜

 

愛知県がんセンター
緩和ケアセンター
緩和ケア部長下山理史先生の
お話

 

緩和ケア

 

随分耳慣れてきたけれど
まだまだ一般のひとには
未知の世界

 

何も治療はしないところ
ただ死ぬのを待つところ
がんの人が最期を過ごす場所
そんな声が聞こえます

 

最期 何もしない ただ死ぬ
そういった間違ったイメージ
丁寧に解説しながら

 

身近に感じる
風邪や肺炎や骨折などの病気と
熱や下痢や腹痛などの症状の
話を織り交ぜて

 

がん以外にも完治が困難な
病気はたくさんあって

 

そのなかで辛いシンドイと
感じるのは
その人の生活の中で
ツライ症状で

 

大切にしていることが
守れなくなること
出来なくなること

 

そしてそれを
なかなか分かってもらえないこと

 

もちろん病気になってしまった
ことだって辛いのだけど

 

症状が改善されれば
心に余裕(ゆとり)がうまれ
元気を取り戻せる

 

緩和ケアの一番深いところは
辛いきもちを和らげることに
尽きるのではないかと
わたしは想っていますニコニコ

 

 

病気も治療も緩和ケアを一緒に
受けることで
治療に向かいやすくなり
家での生活もしやすくなり
生きる意欲がわいてくる

 

家族も笑顔になる
そして誰もが通る

 

人生最期のときを
どう温かく過ごすか

 

尊厳を保ちながら最期まで
安楽に過ごす

 

これも緩和ケア

 

さらに
病気になった本人だけじゃなく
支える家族やパートナーも支援する 

 

これも緩和ケア

 

緩和ケアにできること

🌱つらい気持ちの緩和

🌱仕事や家族の支援

🌱治療や療養に関する方針決定の際の支援

🌱自分らしく生きるための支援

 

話すことの大切さ

*分かってもらえること

*シンドさが発散できること

*言語化すること

 

患者さんの立場になると
なかなか先生には言いにくいの
だと思いますが
そこは看護師や他の医療従事者を
頼って伝えてほしいと思います

 

先生からのアドバイスは 

辛い症状+日常生活の困りごと
自分の生活の中では
こんなことが困る 

これをセットにして伝えて
もらえるとより具体策を
考えることができます

 

旗例えば‥

下痢の症状が辛いとき

・在宅ワークなら
いつでもトイレに行けるが
・運転の仕事

運転中に下痢は困る
仕事にならなくなる

 

このように
症状と困りごとをセットにして
医師に伝えると
伝わりやすいのです

 

コミュニケーションのひとつ
だと思って使ってみてください

 

緩和という言葉を
正しく知ってもらうためには
丁寧に丁寧に
急がず少しづつ

 

これは医療従事者側の心得

 

そして
一般の人には
興味を持ってもらい
正しく知ってもらうために

 

時には遠慮なく
質問をして貰えると嬉しいです

 

時間を大幅に延長して
最後の最後まで
参加者の方からの質問を
丁寧に聴いて下さる先生の姿に

 

緩和ケア医の心を見ました

 

改めて 
話す場所 聴く場所の必要性を
感じていますクローバー

 

帰りの夕焼けキレイだったな

 

伝えたいことがモリモリで
長くなってしまいました泣き笑い

 

今日も最後までお読みくださり
ありがとうございますニコニコ

 

 

次回のおしゃべり会のテーマは
『訪問介護ってね…』

知ってるとちょっと便利な知識を
看護師が15分程度、お話します。

 

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