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ゆうこより

自分と同じ…だと思わないこと

少し前に入院手術をされた方から
こんなお話を聞きました。

 

「暇だったので…
 痛みのことを調べてみたんです。

 痛みには、
 国際基準があるんですね。

 最近の改定で
 痛みは『個性』であることが
 明記されそうですよ。」

 

な、なんですと?!

 

こんなお話、
知りませんでした。

 

だし…
個人的にこういうお話は大好き!
早速、調べてみました(笑)

 

2020年7月16日、
国際疼痛学会
(International Association for
the Study of Pain:IASP)は
1979年来、41年ぶりに
『痛みの定義』の改定を
行ったそうです。

 

和訳
「(痛みは、)実際の組織損傷もしくは
 組織損傷が起こりうる状態に付随する、
 あるいはそれに似た、
 感覚かつ情動の不快な体験」

 

こう定義することで、
組織損傷がなくとも
起こりうる痛みの存在が
明確にされました。

 

ってことは…
ケガや病気などで
実際にどこかが悪くなくっても
痛みは存在するって事!

 

さらには痛みに関する
『6項目の付記』のなかで、

 

●痛みは常に個人的な経験であり、
 生物学的、心理的、社会的要因によって
 様々な程度で影響を受けます。

●個人は人生での経験を通じて、
 痛みの概念を学びます。

 

す、すごーい!!!

 

痛みは常に個人的な経験
付記しているのが良きですね。

 

痛みは個人の感覚である
同じ病気やケガをしたときに
同じところが痛む

 

これは、原因がそこなんだから
痛む場所は同じことが多い

 

でも…感覚は違う

 

痛むのは一緒かもしれないけど
痛みの種類や、度合い等々は
それぞれに異なる
ここをしっかりと認識する

 

自分と同じだと…思わないこと

 

痛みからまたひとつ
学びを深めることができました。

 

『わたし時々、看護師』のつぶやき。より

 

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